子どもを高学歴にしたかったらレゴを触らせるべき?
有名大学出身者には子どもの頃にレゴブロックで遊んでいた人が多い傾向にあります。
今年3月に、レゴジャパンは「レゴと知育の関連性に関する調査」の結果を発表しました。
東京6大学の出身者各100人のうち、今までレゴブロックで遊んだことがある人の割合は、東京大学で67.8%、早稲田60.9%、慶応66.7%、立教69.1%、明治67%、法政67.9%となりました。
それ以外の大学出身の人や高卒の人がどのくらいレゴで遊んだかわからないため、比較することはできませんが、有名大学の出身者の6~7割近い人がレゴで遊んでいるというのは確かなものとなっております。
「説明書等がなく、ゼロから作るシリーズ」で遊ぶことも重要か
調査によると、レゴで遊んだことのある東大生のうち「集中力」に良い影響があったという人は57.6%に上りました。
「アイデアを膨らませる創造力」「空間構成力、イメージ力」に影響があったという人も51.5%ずついました。
レゴ経験者のうちでも、特に「説明書等がなく、ゼロから作るシリーズ」で遊んでいた人の割合は、東京大学で93.9%に達し、慶応大学でも92.3%、法政大学でも92.1%となっています。
「ゼロから作るシリーズ」がどのような能力を引き出すのに役立つと思うか聞くと「アイデアを膨らませる創造力」が71.0%に上りました。レゴが知育に役立っていることがうかがえます。
教育評論家の石川幸夫さんも「教育者としてはレゴのようなおもちゃが絶対におすすめです」と話をしています。
「レゴは、完成品ではないため、子どもの想像力と創造力を養うのに役立ちます。思い描いている物をどうやって作り上げるのか考える中で観察眼も育ちます。レゴだけでなく、積み木や藤井聡太さんが遊んでいたというキュボロも同じような効果があると思います」その上で、調査にもあったように、有名大の出身者にはレゴのようなおもちゃで遊んでいた人が多いと指摘しています。
「有名大学出身者の多くが幼児教育を受けていますが、その中でレゴや積み木を使うことが結構多いです。優秀な学生は空間認識能力が秀でていることも多い。子どもも完成品のおもちゃを与えられるよりも、集中して楽しんでいますよ」
日本初の「レゴ認定プロ」も灘高から東大に
調査リリースでは、4人の子どもが東京大学理科Ⅲ類に合格した「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんがコメントしました。
子どもには「(レゴを)2歳からさせました」「手先、特に指を使うのでやはり脳の発達にいいと思います」と話をしています。
教育ジャーナリストの「おおたとしまさ」さんも「旧来の学校の勉強ではなかなか伸ばせない探究心・創造力を、レゴは刺激してくれるのだと考えられます」と指摘しています。
ちなみに、日本初の”レゴ認定プロ”になった三井淳平さんも名門灘中学・高校から東京大学に進学しています。やはりレゴは知育に大いに役立っているということが言えます!
この記事を書いた先生
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生涯にわたる学習の基礎は幼稚園から小学校低学年で育まれます。レゴ®ブロックを通じて、子供たちの好奇心を刺激し、創造力や問題解決力など、基礎学力にとって大切な力を楽しみながら養うことができます。
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