小学校でのプログラミング教育は必要なの?
いよいよ小学校でプログラミング開始です!
2019年になりましたね。いよいよ文部科学省が発表している新しい学び…「2020年度から小学校にてプログラミング教育必修化」が目前のものとなりました。
雑誌やテレビ等のメディアで特集も組まれ、「プログラミング」って聞く機会が増えましたよね。また、プログラミング教室も増え、プログラミング教育用の教材も多種多様でています。しかし、「そもそもプログラミングって必要なの?将来プログラマーになる予定でもないのに何の為に?」と疑問に思う方もいらっしゃるのでは? 今回はその疑問解決に向けて考えていきます。
プログラミング教育のねらいとは?
①『プログラミング的思考(自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、どのように組合せたら良いのか、どのように改善していけばより意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力。)』を育むこと。
②プログラミングの働きや良さ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていること等に気付く事が出来るようにするとともに、コンピュータ等を上手に利用して身近な問題を解決したり、より良い社会を築いたりしようとする態度を育むこと。
③各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること。
以上の3点が大まかなプログラミング教育のねらいであり、決して、プログラミング言語を覚えて使いこなすことを重要目的としているわけではないという事をまず押さえておきましょう。
なぜ小学校でプログラミング教育を導入するのか
前述しました資質・能力を育成する為…それは勿論のこと。
現在コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。誰にとっても、職業生活、学校での学習や生涯学習、家庭生活や余暇生活など、あらゆる活動においてコンピュータなどによってもたらされる情報を適切に選択・活用して問題を解決していくことが不可欠な社会が到来しつつあります。そのような社会を生きてゆく子供たちが、プログラミングによって自分が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みを学ぶことができます。
また、プログラミング教育は子供たちの可能性を広げることにもつながります。創造力を発揮し、起業する若者や特許を取得する子供も現れています。子供が秘めている可能性を発掘し、将来の社会で活躍できるきっかけとなることも期待できるのです。
「小学校でのプログラミング教育は必要なの?」
情報技術を活用し、論理的・創造的に考えて問題解決を図る為に必要な「プログラミング的思考」。将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる能力です。
IT技術者の不足は有名な話ですが、プログラミングを直接の仕事としなくとも「プログラミングができること」が将来的に有利に働くことは間違いありません。また、ヨーロッパではIT能力・知識が必要不可欠な要素であると認識されおり、早くから対応してきた一方で、日本は出遅れてしまった感が否めませんね。グローバル社会に対応する為にも重要な能力ながら、世界に通用する力を身につける事は直ぐに出来ることでもありません。となると、小学校でのプログラミング教育…段階を経たプログラミング教育は必要であると言い切れるでしょう。
(参照:文部科学省 小学校プログラミング教育の手引)
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